性交疼痛障害
DSM-Ⅳ(302.76)より一部抜粋
A.男性または女性の、性交に関連した、反復的または持続的な性器痛。
B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
C.この障害は膣けいれんまたは潤滑欠如のみで起こったものではなく(他の性機能不全を除く)他の第Ⅰ軸障害ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。
生来性としては、女性が殆どといっていいくらいです。初めての性交渉のときから疼痛を感じ、間違った情報を信じ込んでいたり、あまりにも「怖がりであったり」するために起こったりします。ほとんどが未完成婚者で、セックスレス状態が5年とか8年とかとても長いのが特徴です。獲得性としては、あるきっかけから、夫の浮気、夫婦喧嘩、妊娠中絶手術などから、疼痛を感じるようになってしまう。
膣けいれん
DSM-Ⅳ(306.51)より一部抜粋
A.膣の外1/3の部分の筋層に反復性または持続性の不随意性れん縮が起こり性交を傷害するもの。
B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
C.この障害は他の第Ⅰ軸障害(例:身体化障害)ではうまく説明されないし、一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。
「ペニスを挿入しようとするとでてしまう」それは、はじかれたように、ポンと出てしまう。等ある条件のときにだけ起こる場合が多くある。
『性問題の理解のために』のページもご参考にお読みください。
セックスレスの状態や問題について、認知行動モデルという方法で説明をしております。