
再発防止のための認知行動療法プログラム・申込案内
プログラム・相談の対象者
●刑事施設で性犯罪再犯防止プログラムを受け社会に出ることはできたが、再犯しない自信が今一つない方
●保護観察所でのプログラムは受けられたがそれだけでは心配の方
●刑事施設及び、保護観察所でのプログラムは受けていないため、自分をコントロールできるかが不安な方やコントロールの仕方がよくわからない方
●起訴猶予(不起訴)、罰金・科料、執行猶予の処分など罰は受けたが、再犯しないためのコントロールできるかが不安な方やコントロールの仕方がよくわからない方
●示談は成立したが、再犯しないかが不安な方や二度とやりたくないと思っているが、コントロールの仕方がよくわからない方
●少年院を退院したが、性的問題行動を繰り返すのではないかと心配をしている本人と家族
●性的問題行動が、コントロールできずに再犯しまうのではないかと考えて生活や仕事のことが不安な方
●子供の性暴力や性非行、性虐待で児童相談所や少年サポートセンター(警察)などに相談に行かれた方または、警察に補導された方。
※児童相談所と少年サポートセンターの情報を最後に掲載しています。
●妻(夫)のストレスや今後の心配や夫婦関係
夫(妻)が犯したことによるストレスや周りに対してのストレス、今後どのようにしていくのかなどの心配、夫婦・家族関係問題などの相談
●家族の心配
また、子供に性的問題行動が「起きるのではないか」「起こしているのではないか」と心配されているお父さん、お母さん
その他、
●性的問題行動をやめていることに苦痛を感じている方や性犯罪を再犯するのではないかと不安な方
●子供も大人もですが、性犯罪にプラスして窃盗罪(万引き、ひったくり、置き引き、その他)も同時に行っている場合
●その他にもございますが、切りがないのでここまでとさせていただきます。

申込条件:再犯はしたくないという思いがある子供から大人の方で、再犯防止のための認知行動療法プログラムを希望する本人と親が希望している子供
1、対象年齢:小学校高学年(11歳前後)~大人まで
※11歳以下の場合は、認知行動療法の要素を取り入れたカウンセリングを行います。
※子供の場合、小学校、中学校、高校はもちろんですが、保育園や幼稚園などでも、子供同士の性暴力行為があるのでご両親は注意が必要です。
4月の新規申込者(子供と大人の総数)
4月3日現在:2名
3月の新規申込者:12名
2、対象の方:以下の方々を対象に相談を行っております。
①一般的な子供から大人
②軽度の知的発達症(知的能力障害)や境界知能の方:現在、対象はIQ60以上の方
③神経発達症の方及び、軽度の知的発達症(知的能力障害)を併存している方
3、相談方法:対面又は、オンラインでの個別相談(現在、グループセッションは行っておりません)
個別相談の理由
個々の問題(行った性犯罪の内容)の違いや一般的な子供から大人と軽度の知的発達症(知的能力障害)の違い、また家族関係や夫婦関係に問題がある場合など、様々な理由でグループセッションが難しい方がおられるために個別でのプログラムを行っております。
それ以外にも、子供の場合、グループだと参加者の非行レベルの差などで、周りから悪影響を受けることがあったり、また、グループだと上手く話せない方や軽度の知的発達症(知的能力障害)などのためにグループに入れない方もおられたりします。
もう一つの理由
個別相談・指導は性犯罪や性非行で捕まったり補導されたりした後に、『性犯罪再犯防止プログラム』を受けたいと思った方が、その時に予約スケジュールに空きがある場合にはいつでも受けることができる。
グループセッションの場合は、ワンクールが3か月~6カ月のプログラムとなっている場合が多いので、タイミングが合わなければその期間は待っていないといけない状況となってしまう。
なお、性格や考え方などで個別セッションが合う方もおられれば、グループセッションが合う方もおられます。
※グループセッションをご希望の中学生~大人の方には、性障害専門医療センター(SOMEC)をご紹介させていただいております。
4、担当心理師:千田 恵吾(せんだ けいご)・公認心理師
20数年前より性犯罪加害者や性的問題行動を起こしてしまっている方に再犯防止を目的に認知行動療法を行っております。
また、日本認知療法・認知行動療法学会や研究会で発表などの活動も行っています。
参考までに、学会と研究会で発表した少し古いものと割と新しいものを載せました。
第14回日本認知療法学会(現日本認知療法・認知行動療法学会):2014年9月12日(金)~14日(日)
自主企画シンポジウム:性犯罪者の再犯防止に対する認知行動療法~普及と課題~
演題:加害者へCBT(認知行動療法)を行うための3つの視点
第159回横浜認知行動療法研究会:2024年7月28日(日)
演題:IQ70前後の境界知能及び、軽度の知的発達症(知的能力障害)の性犯罪加害者(痴漢、盗撮、強制わいせつ<不同意わいせつ罪>)3名(子供も含む)に対して行った再犯防止の認知行動療法プログラム
5、プログラム内容:
各課題の組み合わせは、年齢、知的レベル、初犯か再犯など、個々の状態に合わせて行っております。
各課題の中に学んでいただきたい数種類の項目が入っています。
★性の正しい知識を学ぶ(子供<特に中学生以上>や軽度の知的発達症(知的能力障害)<子供から大人>の方には、しっかりと学んで理解していただきます)
例、男女の身体の性的な仕組みと生理学、思春期の変化、プライベートゾーンや行っていいマスターベーション、性感染症、性的関係のルール、違法な性行動、健全な男女関係の特徴の教育などの学習を行います。
★コミュニケーションスキルを学ぶ
例、人間関係の持ち方、会話の方法、基礎的な社会スキルからより高度な社会スキルの学習、自分の気持ちを把握して表現する方法、私的な場所と公的な場所の違いによる振る舞い方の違い、相手の気持ちの理解と理解する方法などについて学びます。
★認知の歪みを修正する(重要課題)
問題である認知の歪みや問題となる考え方や行動の癖また、自分のいいように解釈する癖などに対して、行動技法と認知技法を用いて修正を行ってまいります。
★リラプスプリベイション:『再犯防止』という意味です。
(認知の歪みの修正同様に、とても重要なのでしっかりとトレーニング)
1、再び犯罪を犯さないために危険な状況を知る。
2、危険な状況になってしまった時の対処方法を学び使えるようになる。
★アクセプタンス &コミットメント・セラピー(ACT<アクトと言います>):『心理的柔軟性』を生み出すことで「心の健康」を維持・回復させる方法です。
★被害者の気持ちを理解する
被害体験のトラウマがその後の人生に及ぼす影響の理解、性的虐待行為が犠牲者や家族に及ぼす有害な結果の理解、性的被害者に対して適切に共感を表現する能力などについて学んだりしていきます。
★グッドライブズモデル:トニー・ウォード氏らが提唱した犯罪処遇モデル
よいところや得意なことを見つけそれを伸ばしていこうという考え方である。
境界知能の方(IQ70~85未満)および、境界知能と軽度の知的発達症の間の方(IQ70前後)が対象
ご希望者には、上記のプログラムの項目に『コグトレ※1』を加えた90分間のプログラムも行っております。
認知の歪みや間違った知識などの修正に加えて、感情コントロールやことの善し悪しの判断などができるように、脳の認知強化機能トレーニングを同時に行うプログラムです。
子供から大人までを対象にしておりますが、特に子供には性暴力や性虐待のコントロールだけでなく、学校での学習面や社会面、運動面の基礎的能力の強化としても必要になります。
※性暴力・性加害者の再犯防止のための認知行動療法プログラムは基本は毎回50分間のプログラムです。
※1コグトレ(Neuro-Cognitive Enhancement Training:N-COGET)とは、脳の認知機能の強化を目的としたトレーニングのことをいいます。
コグトレについては、以下のページをご参照ください。
コグトレ(脳の認知機能強化トレーニング)
6、相談頻度:1週間~2週間に1回(基本プログラム)
※10回から20回前後の基本プログラムが終了後は、相談の間隔を月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回と徐々に延ばしながらセルフコントロール力をつけていただく。
7、相談時間:50分間、希望によっては90分間
8、相談回数:5回から20回前後(個人差あり)
※初犯か再犯かや性依存度の状態、性に対する認知の歪み、知的能力レベル、その他、様々な個人の状態によってプログラムの回数は変わってきます。
基本プログラムは、10回から20回前後で終了するように作成をいたしております。
その後は、相談の間隔を月に1回、2カ月に1回、3カ月に1回と徐々に延ばしながらセルフコントロール力をつけていただく。
※子供でも大人でも犯罪行為が本当にはじめてだったり、まだ数回しか行っていない場合には、5回から10回程度で終了する場合もございます。
※高密度及び中密度の性犯罪再犯防止プログラムを受けられた方などは、10回前後までは1週~2週に1回ペースでその後は、月に1回、2カ月に1回と順に相談間隔を伸ばす場合もございます。
9、相談期間:5回~20回前後のプログラム終了後、3か月~約3年間(5年間程度必要なケースもあります)
※期間については依存状態や認知の歪みの硬さ、理解度などで変わってきます。
※性犯罪加害者や性的問題行動を起こしてしまっている方は、その行為に強く依存傾向があるために相談期間が長くなります。
※ワンクールのセッション回数が10回~15回位の集団プログラムを行っている治療機関も、大体3クールとか4クール繰り返し行われているのが普通です。
10、相談の流れ
初回相談:問題の把握や現状などをお伺いすることがテーマとなります。問題行動の経過などを事前にお書きいただきお持ちください。相談を行っていくかをお互いにお話の中で決定いたします。決定後2回目の相談へと進みます。
11、相談費用:初回時より50分間・8,800円/90分を希望の場合は15,840円
要確認:ご本人、お父さん、お母さん、奥さんのお勤め先の会社(主に上場会社)や官公庁、共済組合、組合健康保険、お入りの生命保険会社等が、当ルームと提携しているEAP会社と契約している場合、当ルームでの相談を3回~20回、無料で受けることができます。
※相談費用のページ(クリック)をご確認にしてください。
ブログ:check
会社員やすべての公務員、教諭(公立・私立)の方とその家族が無料でカウンセリングや心理相談を受けられる方法があります。
-勤め先の福利厚生の外部EAPを使ってみませんか-
-子供から大人の性犯罪や性暴力加害者の再犯防止のための認知行動療法プロクラムも対象となります-
継続相談が必要な方には、
1カ月に2回以上の継続面接が必要な方は、相談費用のご負担の軽減としまして、ご希望により、下記の一括の方法をご利用いただけます。
初回面接の時に心理師にご相談ください。
2回目以降の相談費用を5回分一括でのお支払の場合。
50分の相談費用・38,500円(税込):一回分が、7,700円(税込)
50分の相談の場合のみ、費用を安くさせていただきました。
カードでのお支払いも承っております。

お問い合わせと初回予約方法
はじめに、個人情報の取り扱いについて
個人情報につきましては、厳重に管理を行っております。 法令等に基づき正規の手続きによって司法捜査機関による開示要求が行われた場合を除き、第三者に開示もしくは提供することは一切ございません。
【初回相談希望のメール記載項目】
お申込みアドレス:info@y-sinrisoudan.ne.jp
※申込時の件名を「性犯罪及び性問題行動の認知行動療法プログラム希望」と書き添えてください。
1、お名前(子供の場合、継続相談が決定後に保護者の名前と年齢をお伺いします)
2、申込者(本人、父、母、等)
3、ご本人の年齢(年齢と生年月日を記載)
4、簡単な来談理由(罪名や行為名など簡単に記載)
5、お住まいの都道府県(継続相談が決定後に詳しいご住所は伺いします)
6、連絡用のメールアドレス
7、電話番号
8、現在の状況(特になし/保釈中/執行猶予中/刑務所出所後/審判待ち/試験観察中/少年院仮退院後 等)
9、少年院入院歴/刑務所入所歴 (あり(ありの場合は回数)/なし)
10、知的発達症(知的能力障害)や神経発達症の有無(ある場合の診断名やわかっていればIQ)
11、相談方法(来室又はオンライン(ZOOMを使用)のどちらかをお書きください)
12、相談の希望日時(第3希望までをお送りください)
13、オンライン希望の場合お支払い方法(振り込み又はカード決済のどちらかをお書きください)
※12、相談の希望日時は、『相談時間(予約状況)ページ』をご確認の上お送りください。
※13、お振込みの場合は、下記の指定金融機関へお振込みください。
なお、お振り込み手数料は、相談者負担とさせていただいております。
指定金融機関
1,銀行振込
銀行名:ゆうちょ銀行
口座名:株式会社 リスタ
記号:10290
口座番号:17709591
2,銀行振込
銀行名:みずほ銀行
新横浜支店・普通預金
口座名:株式会社 リスタ
口座番号:1578426
注意:こちらからのお返事が『info@』のアドレスのため迷惑メールに入る場合がございますので確認をしてください。

弁護士や支援者の方へお願い(行き違い等の申込トラブルを回避するため)
相談のお申込みについて、未成年の場合は保護者から、成人の場合はご本人からのメールにて受付させていただいています。
保護者/ご本人から連絡していただけるようお伝えください。
※1 SPLRIS (Sexual Offender Preventive Intervention and Re-integrative Treatment Scheme)とは『性犯罪加害者の再犯防止と再出発のための治療スキーム』のことを言います。
子供の問題行動の公的相談窓口情報
こども家庭庁
こどもが抱えるさまざまな困難や子育て当事者の皆さんが悩みを相談できる窓口の情報を掲載されています。
児童相談所をはじめ地方自治体で設置している『相談窓口の情報』の掲載ページです。
少年サポートセンター(警察庁)
子供のことで悩みを抱えているご家族や悩んでいる子ども自身の少年相談窓口の全国情報が掲載されているページです。
サポートセンターは、少年の非行問題やいじめ、犯罪被害等に関する相談を受け、その立ち直りに向けた支援をしています。
参考文献
1、高橋三郎・大野裕監訳『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院 2014/6/30
2、SPLRITS:リカバリーのための性犯罪治療マニュアル 著者・安藤久美子、中澤佳奈子、佐藤道子 星和書店 2024/5/15
3、SPLRITSワークブック 著者・安藤久美子、中澤佳奈子、佐藤道子 星和書店 2024/5/15
4、平成27年版 犯罪白書~性犯罪者の実態と再犯防止~