子供から大人の性加害者・性暴力に対する認知行動療法と相談を行っていて。(主に子供と軽度の知的発達症のプログラムについて)
子どもから大人までの性犯罪の加害者に対しての認知行動療法を20数年間行っていますが、今回出版された『SPIRiTS』という性犯罪加害者向けの治療プログラム(認知行動療法)は、非常にわかりやすく書かれたプログラム(ワークブック)だなと思いました。
また、『SPIRiTS』の指導者の条件なく、『性加害者の再犯防止の認知行動療法の専門のトレーニング』を受けていない方でも使えるように書かれているということです。
また、読まれるとわかりますが、大人向けというよりも小学生高学年~高校生(思春期前後)や中学生~大人の軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)向けに書かれたワークブックである。
※『SPIRiTS』については、学会などの研究発表で以前から知ってはいました。
どのように使えるのかは使ってみないとわからないので、相談に来られた中学生と高校生、それと軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)の中学生~大人の方に用いております。
もちろん全部の課題を全員一律に用いることはしておらず、依存度や初犯と再犯、その他の個々の状態や特性に合わせて用いる課題を決めながら行っております。
軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)の方と小学校高学年の方には、認知と行動を修正するセッションの説明でかみ砕いて簡単にしたりはしています。
また、グループ用に書かれていますが、私は個人セッションで使用しているので、その人その人に合わせて言葉を選べて説明できるので使い勝手は非常にいいです。
認知の歪みと行動のABCなどの修正する課題と性教育のところは、個々の理解度によって回数が違ったりします。
2025年3月20日(木)の書き込み(『SPIRiTS』を使って現在の考え)
『SPIRiTS』を使い始めて約9カ月経ち、相談に来られた28名の中学生~高校生(思春期前後)と中学生~大人の軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)の方に用いています。
軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)の方や中学生の方には、『性教育』や認知行動療法の核となる部分の『行動のABC』、『認知の歪み』それ以外の項目でも、個々の理解力に合わせて言葉を簡単にしたり、ホワイトボードなどを用いて図にして説明する必要性がある場合もありますが、それ以外は使い勝手は非常にいいと思います。
また、プログラムは20回で終了するように作られていますが、一度の説明では理解するのが難しい箇所があったり、行った性犯罪(性暴力)によっては説明を省いてもよい箇所があったり、個々の理解度や性犯罪(性暴力)の種類などによって回数が違ってきます。
また、これを使って指導される方は、『性加害者の再犯防止の認知行動療法の専門のトレーニング』を受けていない方でも指導できるように書かれているとのことですが、使ってみて認知行動療法と応用行動分析の基礎トレーニングレベルの知識ないと指導するのは厳しいかなとは思います。
性犯罪や性暴力加害者の再犯防止のための認知行動療法とカウンセリングページへ

犯罪白書などにも出でいますが、全体的としては犯罪件数は過去と比べると減少しているが、性犯罪は特に強姦は横ばい、強制わいせつ罪に至っては増加傾向にある。
再犯率を下げるために、刑事施設での『性犯罪再犯防止プログラム』や保護観察所での5回のコア・プログラムなどがあるが、社会に出た後の継続プログラムや社会参加しながら受けることができるプログラムを提供している相談機関が少ない。
また、特に問題と考えているのは、刑事施設に行かないで済むケースの場合(起訴猶予(不起訴)、罰金・科料、執行猶予の処分、子供の性加害行動など)は、『性犯罪再犯防止プログラム』を受ける機会すらないために、普段の生活に戻って性犯罪行為を繰り返してしてしまうことが多くあります。なので、普段の生活や社会参加しながら受けることができる『性犯罪再犯防止プログラム』が必要になっています。
ただし、専門にしている相談機関が少ないのが実情です。
もう一つ大きな問題は、性暴力・性虐待を行ったものが相談や治療に対しての動機づけがどの程度持ち合わせているのか。
依存症や嗜癖であり、誤った学習(認知の歪みという)をしてしまった結果起きている問題行動なので、本人の動機づけが低いとやはりうまくいきません。
例えば、親に言われたり家族に言われて来たはいいが、本人にその気がない場合などでは、認知行動療法のプログラムがよくても続かない人も一定数いたりします。
もちろん、身内に言われたことで治したいという気持ちに変化される場合もあります。また、性教育や被害者の気持ちなどを知ったことで治さないといけないという気持ちに変化する方がいるのも事実です。
当ルームでは、これからも一般の子供から大人の方や軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)の方、神経発達症の方等の性犯罪加害者を対象に、再犯防止のための認知行動療法プログラムを民間の専門相談機関として行ってまいります。
『詳しい内容やご相談については以下のページをご覧ください』
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ブログ:
性犯罪加害者も使えます。
会社員や公務員の方とその家族が無料でカウンセリングや心理相談を受けられる方法があります。
-勤め先の福利厚生の外部EAPを使ってみませんか-
-ストレスや対人関係、問題行動、その他、悩みや困っている会社員、国家・地方公務員、教諭などの方とその家族が対象となります-
『性暴力や性犯罪加害者に対して、どのような認知行動療法プログラムを行っているのか』
『小児性愛ではないかと思って認知行動療法を受けに来られた性犯罪加害者』

性犯罪加害者・性的問題行動に対する認知行動療法
当ルームが行っている認知行動療法プログラム
相談対象者
●刑事施設で性犯罪再犯防止プログラムを受け社会に出たが、再犯しない自信が今一つない方
●保護観察所でのプログラムは受けられたがそれだけでは心配の方
●刑事施設及び、保護観察所でのプログラムは受けていないため、自分をコントロールできるかが不安な方
●起訴猶予(不起訴)、罰金・科料、執行猶予の処分など罰は受けたが、再犯しないためのコントロールできるかが不安な方
●少年院を退院したが、性的問題行動を繰り返すのではないかと心配をしている本人と家族
●性的問題行動が、コントロールできずに行ってしまうのではないかと考えて生活や仕事のことが不安な方
●子供の性的問題行動で児童相談所や少年サポートセンター(警察)などで相談を行った方
家族の心配
●子供に性的問題行動が「起きるのではないか」「起こしているのではないか」と心配されているお父さん、お母さん
その他、性的問題行動をやめていることに苦痛を感じている方や性犯罪を再犯するのではないかと不安な方
申込条件:よくなりたい、再犯はしたくないという思いがある方で、再犯防止のための認知行動療法プログラムを希望する方
1、対象年齢:小学校高学年(11歳程度)~大人まで
※11歳以下の場合は、認知行動療法の要素を取り入れたカウンセリングを行います。
※子供の場合、家庭内での兄妹間、小学校、中学校、高校はもちろんですが、保育園や幼稚園などでも、子供同士の性暴力行為があるので注意が必要です。
2、対象の方:以下の方々を対象に相談を行っております。
①一般的な子供から大人
②軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)から境界知能の方:現在、対象にしているのはIQ60以上の方
③神経発達症の方及び知的能力障害の併存している方
※軽度の知的発達症(知的能力障害<知的障害>)及び神経発達症の併存されている方には、SPLRIS※1(スピリッツ)という性犯罪者向けの認知行動療法の一つを参考に進めてまいります。
3、相談方法:対面又はオンラインでの個別相談(現在、グループセッションは行っておりません)
ご本人も家族も悩まれていることと思います、まずは相談にお越しください。
『詳しい内容やご相談については以下のページをご覧ください。』
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