1、注意欠如・多動症
2、注意欠如・多動症に対する認知行動療法とカウンセリング
3、相談の受付
注意欠如・多動症
注意欠如・多動症(Attention Deficit Hyperactivity Disorder:ADHD)(以後はADHDと書きます)
ADHDは、「多動性」「衝動性」「注意欠如(不注意)」の3つの症状があらわれます。ただし、3つの症状がすべてあらわれる方もいれば、「多動性」が目立つ人もいれば「衝動性」が目立つ人「注意欠如」が目立つ人などがあります。
多動・衝動性が優位なタイプとは
女性 < 男性のように男性に多く見られます。多動性が優位な人は、落ち着きがなく、じっとしていることができないという特徴があります。衝動性が優位な人は、自分の感情を調整したり抑制したりすることが苦手で、考える前に行動してしまうなどの特徴があります。このため、物事の優先順位を決められないという人もいます。
注意欠如が優位タイプとは
男性 < 女性のように女性に多く見られます。集中や注意することが苦手で長時間続けられないのが特徴です。なので、子供の場合は、学習が遅れがちになったり、忘れ物や物を無くしたりすることも多かったりします。それと整理整頓が苦手という特性を持っております。
混合型
多動性・衝動性・注意欠如の3つの特性を併せ持っているタイプです。ADHDの特性を持つ方の8割は混合型といわれいてます。ただし、どの行動特性が強く出るかは、人によって異なります。例えば、人の話を聞かず一方的に脈絡もなく話、整理整頓が苦手という人もいれば、いつもぼんやりしていて、人の話を聞いていないように見えるのに、自分の興味がある分野に関しては急に饒舌的になり人が話していても遮って話したりする人もいます。
ADHDの診断基準
医師や心理師はどこを診て判断しているのか。
あなた自身や大切な家族の行動や状態の判断の参考にしてみてください。
A. (1)および/または(2)によって特徴づけられる。不注意および/または多動症・衝動性の持続的な様式で、機能または発達の妨げとなっているもの:
(1)不注意:以下の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6カ月持続したことがあり、その程度は発達の水準に不相応で、社会的および学業的/職業的活動に直接悪影響を及ぼすほどである。
注:それらの症状は、単なる反抗的行動、挑戦、敵意の表れではなく、課題や指示を理解できないことでもない。青年後期および成人(17歳以上)では、少なくとも5つ以上の症状が必要である。
(a)学業、仕事、または他の活動中に、しばしば綿密に注意することができない。または不注意な間違いをする。
(例:細部を見過ごしたり、見逃してしまう。作業が不正確である)
(b)課題または遊びの活動中に、しばしば注意を持続することが困難である。
(例:講義、会話、または長時間の読書に集中し続けることが難しい)
(c)直接話しかけられた時に、しばしば聞いていないように見える。
(例:明らかに注意を逸らすものがない状況でさえ、心がどこか他所にあるように見える)
(d)しばしば指示に従えず、学業、用事、職場での業務をやり遂げることができない。
(例:課題を始めるがすぐに集中できなくなる。また容易に脱線する)
(e)課題や活動を順序だてることがしばしば困難である。
(例:一連の課題を遂行することが難しい。資料や持ち物を整理しておくことが難しい。作業が乱雑でまとまりがない。時間の管理が苦手。締め切りを守れない。)
(f)精神的努力の持続を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う。
(課題の例:学業や宿題。青年期後期および成人では報告書の作成、書類にもれなく記入すること。長い文章を見直すこと。)
(g)課題や活動に必要なものをしばしばなくしてしまう。
(なくす物の例:学校の教材、鉛筆、本、道具、財布、鍵、書類、眼鏡、携帯電話)
(h)しばしば外的刺激によってすぐ気が散ってしまう。
(青年後期および成人では無関係な考えも含まれる)
(i)しばしば日々の活動で忘れっぽい。
(例:用事を足すこと。お使いをすること。青年後期および成人では、電話を折り返しかけること。お金の支払い会合の約束を守ること。)
(2)多動症および衝動性:以下の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6カ月持続したことがあり、その程度は発達の水準に不相応で社会的および学業的/職業的活動に直接悪影響を及ぼすほどである。
注:それらの症状は、単なる反抗的行動、挑戦、敵意の表れではなく、課題や指示を理解できないことでもない。青年後期および成人(17歳以上)では、少なくとも5つ以上の症状が必要である。
(a)しばしば手足をそわそわ動かしたりトントン叩いたりする。または椅子の上でもじもじする。
(b)席についていることが求められる場面で、しばしば席を離れる。
(例:教室、職場、その他の作業場所で。またはそこにとどまることを要求される他の場面で、自分の場所から離れる)
(c)不適切な状況でしばしば走り回ったり、高い所へ登ったりする。
(注:青年または成人では、落ち着かない感じのみに限られるかもしれない)
(d)静かに遊んだり余暇活動につくことがしばしばできない。
(e)しばしばじっとしていないまたは「まるでエンジンで動かされているように」行動する。
(例:レストランや会議に長時間とどまることができないかまたは不快に感じる。他の人たちには、落ち着かないとか、一緒にいることが困難と感じるかもしれない)
(f)しばしばしゃべりすぎる。
(g)しばしば質問が終わる前に出し抜いて答え始めてしまう。
(例:他の人たちの言葉の続きを言ってしまう。会話で自分の番を待つことができない)
(h)しばしば自分の順番を待つことが困難である。
(例:列に並んでいるとき)
(i)しばしば他人を妨害し、邪魔をする。
(例:会話、ゲームまたは活動に干渉する。相手に聞かずにまたは許可を得ずに他人の物を使い始めるかもしれない。青年または成人では、他人のしていることに口出ししたり、横取りしたりすることがあるかもしれない)
B. 不注意または多動性・衝動性の症状のうちいくつかが12歳になる前から存在していた。
C. 不注意または多動性・衝動性の症状のうちいくつかが2つ以上の状況において存在する。
(例:家庭や学校、職場。友人や親戚といるとき。その活動中)
D. これらの症状が、社会的、学業的、または職業的機能を損なわせているまたはその質を低下させているという明確な証拠がある。
E. その症状は、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものではなく、他の精神疾患(例:気分障害、不安症、解離症、パーソナリティー症、物質中毒または離脱)ではうまく説明されない。
どのぐらいの人がADHDなのか
厚生労働省の情報サイト e-ヘルスネットでは、
ADHDの有病率は学齢期の小児の3~7%程度と記載されております。
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課の発表の
『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果(令和4年)について』では、
<学習面又は行動面で著しい困難を示す割合>
小学生:10.4%
中学生:5.6%
高等学校:2.2%
※「学習面で著しい困難を示す」とは、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」の一つあるいは複数で著しい困難を示す場合を指し、一方、「行動面で著しい困難を示す」とは、「不注意」「多動性-衝動性」、あるいは「対人関係やこだわり等」について一つか複数で問題を著しく示す場合を指す。
少し古くなりますが、
アメリカ疾病予防センター(CDC)の2016年発表では、アメリカにおいての有病率6.1% 男子12.9% 女子5.6%
子どもから成人に症状を持ったまま成長する割合
6割から8割の方が神経発達症(ADHDやASDなど)の症状を持ったまま大人になると考えられております。
成人の合併症状とその確率は
成人の発達障害に合併症状については、
令和元年度 厚生労働省 障害者政策総合研究事業
成人の発達障害に合併する精神及び身体症状・疾患に関する研究:内山登紀夫氏ら
精神症状・精神疾患及び身体症状・身体疾患の内訳
<精神症状を主訴に病院を受診したことがあるか>
『気分の浮き沈みが激しい』:ASD群・54.3%、ADHD 群・ 64.9%、合併群(ASDとADHDの両方がある方、以後、合併群)・72.9%
『自己肯定感が低い』:ASD 群・ 47.8%、ADHD 群・ 59.9%、合併群・60.0%
『特定の場面や場所に対する恐怖感が強い』:ASD 群・ 34.5%、ADHD 群・26.7%、合併群・39.6%
『特定の行為や物に極度にこだわる』:ASD 群・32.2%、ADHD 群・20.8%、合併群・40.4%
『被害感情が強い』:ASD 群・ 27.7%、ADHD 群・ 26.7%、合併群・33.8%
『他人への警戒感が極度に強い』:ASD群・ 27.1%、ADHD 群・ 28.2%、合併群・28.4%
『極度の無気力』: ASD 群・25.7%、ADHD 群・37.6%、合併群・37.3%
<精神疾患の診断を受けたことがあるか>
うつ病の方が一番多く
『うつ病』:ASD 群・41.0%、ADHD群・49.0%、合併群・50.2%
『不眠障害』:ASD群・17.4%、ADHD群・23.8%、合併群・30.2%
『双極性障害』: ASD 群・12.1%、ADHD 群・18.8%、合併群・19.1%
『パニック症』:ASD 群・12.1%、ADHD群・14.4%、合併群・12.0%
『社交不安症』:ASD 群・10.6%、ADHD 群・8.4%、合併群・12.9%
以降、「強迫症」「身体症状症(心身症など)」「統合失調症」「心的外傷後ストレス障害」「全般不安症」「摂食障害」「アルコール、ギャンブル、薬物等の依存症」の順で続く。
精神疾患の診断のない者は、ASD 群・25.7%、ADHD 群・19.3%、合併群・19.6%
<慢性的な身体症状を主訴に病院を受診したことがあるか>
一番多いのが不眠
『不眠』:ASD 群・ 34.8%、ADHD 群・ 36.1%、合併群・ 40.4%
『頻繁な頭痛』:ASD群・21.2%、ADHD群・26.2%、合併群・ 22.2%
以後、「頻繁な下痢」「頻繁な腹痛」「月経不順」「頻繁なめまい」の順で続く。
<身体疾患の診断を受けたことがあるか>
アトピー性皮膚炎と自律神経問題が多く
『アトピー性皮膚炎』:ASD群・20.1%、ADHD 群・22.8%、合併群・19.6%
『自律神経失調症』:ASD 群・18.3%、ADHD 群・24.3%、合併群・28.0%
以後、「過敏性腸症候群」「過換気症候群」「月経困難症」「突発性難聴」「慢性疲労症候群」の順で続く。
身体疾患の診断のない者は ASD 群・ 11.2%、ADHD 群・7.4%、合併群・6.2%
アメリカの成人の併存症として
2006年ロナルド・ケスラーらの調査
気分障害(うつ病等)・38.3%:大うつ病18.6% 気分変調症12.8%
不安障害・47.1%:社会恐怖29.3% 依存症(アルコールや薬物等)15.2%
特に中学生以上になると二次障害の問題も大きくなります。
二次障害で困られて相談に来られる方が結構おられます。(本人、親が二次障害であることを気づかずに相談に来られる方が多くおられます)
ADHDの不注意、多動性・衝動性の特性は、日常生活で困難が生じることが多くあります。また、心理的に傷ついたり精神的不調を抱え、それが日常生活の支障となることもあります。これらを「二次障害」といいます。
二次障害として、
抑うつ症やうつ病、過剰な不安・緊張、社交不安症、不登校、引きこもり、不眠、その他
成人の場合、ADHDの問題で相談に来られる方はもちろんおられますが、うつ病や不安症、適応反応症(適応障害)、強迫症等で相談に来られた方が実はADHDの二次障害だったという方が多くおられます。
また、30歳以上の方の場合、子供のころにはADHDやASDについて世間も親もよくわかっていなかったために、本人は何となく不自由を感じながらも子供時代を過ごしてきて、成人して会社に勤めて対人関係で躓いたり、時間管理ができなかったりなどの生きづらさを感じたり二次障害が起きてしまうこともよくあります。
それ以外にも、結婚をして生活をする中で夫婦関係に頻繁に問題が起きるようになって、はじめて夫(妻)がADHDやASDであることがわかったり、子供が生まれてその子供がADHDやASDであることが分かったことから、実は夫(妻)がADHDやASDであることがわかったりします。
とても重要なこと
例えば、うつ病の方が相談に来られたとして、それが二次障害からのうつ病であればうつ病だけを治そうとしてもよくならない。
うつ病の認知行動療法にプラスして、以下の『注意欠如・多動症に対する認知行動療法とカウンセリング』で、実行機能をマネジメントする技術(認知行動療法)を学ぶことが必要になります。
当ルームで行っている相談
1、中学生以上の個人の場合は、中学生や高校生の場合は個人の相談や親子で相談を受ける方がおられます。大学生や社会人の場合は個人での相談を行っています。
2、夫婦関係に問題が及んでいる場合は、本人が上記(個人)の相談を受けることと夫婦の関係調整(夫婦療法)が必要になります。また、性生活に問題が起きている場合は、同じく上記の相談を受けることにプラスしてセックス・カウンセリングが必要になります。
3、幼児や小学生の子どもの問題は、親としてはまずはペアレントトレーニングなどを受けることで、子供への対応方法を身に着けていただけるようにトレーニングを行っております。
心理師としても、
専門心理療法がそれぞれに使える必要があります。
現在、千田が専門として行っている心理療法
『ADHDやASDの認知行動療法』と『うつ病やパニック症、強迫症など精神疾患に対しての認知行動療法』そして『夫婦や家族関係の問題がある場合は夫婦・家族療法と性問題に対するセックスカウンセリング』『幼児や小学生の子どもの問題に対する親指導としてのペアレントトレーニング』『境界知能やADHDの方に対するトレーニング(コグトレ)』
心理師:千田恵吾の自己紹介動画を『カウンセラー』ページにアップしました。
こちらのページもご参考に
中学生~大人の自閉スペクトラム症(ASD)の認知行動療法
-認知行動療法によるセルフケア(マネジメント)の方法を学ぶ-
境界知能の相談
境界知能とは、一般的に知能指数(=IQ)が『70~84未満』のことをいいます。
人口に対して約14%、約1,700万人もの方がおられます。
注意欠如・多動症に対する認知行動療法とカウンセリング
実行機能のセルフマネジメントができるようになることを目的に認知行動療法を用いて行っております。
実行機能とは、目的を達成するために自分をコントロールできる力であり、自分の考えや気持ち、行動をコントロールする力となります。
実行機能には、ワーキングメモリー、自己抑制、集中を妨げるものに抵抗する力、注意散漫、整理すること(整理整頓)、計画性、プランニング、セルフモニタリングなどが含まれます。
<ワーキングメモリー>
・情報を数秒間くらいまでの短い時間オンラインに保ち、処理する能力です。
・入ってきた情報を頭の中で保持して、どの情報を覚えておけばいいのか、どの情報は削除していいのかを整理する能力の事です。この働きがしっかりしていると、何かを聞いた瞬間、見た瞬間に適切な判断ができます。
・読んで理解する、計算をする、相手や文脈に即して会話する、作業に集中する、衝動に対して状況を見て抑制する。
<自己抑制>・我慢すること。欲望や感情などを抑制して制御する
<集中を妨げるものに抵抗する力>
<注意散漫>
<整理すること(整理整頓)>
<計画性>・何かをしようとする際に何をどの順番でやるかを考え、実際にその順番で進める力のこと。
<プランニング>・計画を立てること。
<セルフモニタリング>・自分の行動や考えや感情を自分で観察記録すること。
注意欠如・多動症(ADHD)の認知行動療法とカウンセリング
認知行動モデルとは
うつ病や不安症、適応反応症(適応障害)、対人関係問題などの場合は、私たちは様々な環境や状況の中で生活をしているわけですが、認知行動モデルでは、その環境や状況に対して「認知」として「どのように捉えたか」「どのようにイメージしたか」それによって「行動」や「気分」「身体反応」に一瞬で影響を及ぼすと考えます。
認知行動療法では「認知」と「行動」に焦点をあて、問題となっている「認知」と「行動」を修正することで問題解決を図ろうとする心理療法です。
ADHDの認知行動療法の場合
上記の認知行動療法と大きく違うところは、自身の『ADHDの特性』はどのようなものであるかを詳細に理解することから始めます。
なぜなら、自身の『ADHDの特性』がその「状況」に対して、一瞬で反応する「認知」や「行動」のパターンに強く影響を及ぼしているからです。
プログラムで行う自分でできる工夫の例
・時間の管理
・整理する
・計画を立てやり遂げる
・注意持続訓練
相談の受付を行っております
ADHDでお困りの中学生から成人の方を対象に、実行機能のセルフマネジメントを目的にした認知行動療法を行っております。
また、ADHDだけではなく合併症状(うつ病やパニック症、社会不安症、強迫症、その他の精神疾患など)でお困りの場合、先に合併症状を解決するための認知行動療法を行います。
なお、中学・高校生で不登校の場合は実行機能のセルフマネジメントを目的にした認知行動療法をはじめに行います。
1・注意欠如・多動症(ADHD)の認知行動療法とカウンセリング
注意欠如・多動症(ADHD)の認知行動療法ではADHDの症状(特性)をなくすことは現在のところできません。
認知行動療法では、自身のADHDの特性をまず理解し、その問題となっている行動・認知をコントロールして生きやすくなるための方法を心理師と一緒に考え進めてまいります。
-認知行動療法とカウンセリングでセルフマネジメントの方法を学ぶ-
対 象:中学生~成人の方
12月の新規申込者(ASDと併存している場合は両方にカウントしております)
12月21日現在:6名
11月の新規申込者:7名
方 法:
1、中・高校生~成人を対象にした、個人の認知行動療法
2、中学生~高校生までの親子での認知行動療法。必要に応じて別途で親への個別ペアレントトレーニングも行います。
3、夫婦関係に問題が生じている場合、夫婦を対象にした夫婦療法や認知行動療法。
※確認・うつ病やパニック症、強迫症、境界性人格障害、不登校、その他の合併症状や二次障害がある場合は、基本的な流れとしては合併症状や二次障害の問題解決を解決するための認知行動療法をはじめに行います。その後、ADHDの認知行動療法を行います。(もちろん例外もございます。)
申込条件:
①ADHDの検査を受けている人(受けられていない方は⑤をご覧ください)
②ADHDと診断されているまたは、ADHDの傾向があるやグレーゾーンと言われた人
③本人に対して、本人自身や親、夫・妻がADHDではないかと思っている人(別途・ADHDのスクリーニング検査を実施)
④ADHD以外に併存する疾患があっても可能。例、うつ病、パニック症、強迫症、不登校、ASD、その他
※併存する疾患の認知行動療法を優先する場合がございます。
⑤医療機関で診断テスト等を受けたことがない方を対象に、ADHDのスクリーニング検査等の発達・心理テストを希望される方は当ルームでも行っております。
相談方法:
①対面での相談
②ADHDの検査を他機関で受けている人はオンライン(ZOOM)でも可能です。
相談回数:
週1回・50分で12回~15回(理解度により回数が増える場合もあります)
※併存する疾患がある場合は、併存する疾患に対する認知行動療法を優先するために回数が増えます。
どの程度増えるかは重症度によります。
相談費用:
50分・8,800円(税込)
90分・15,840円(税込)
相談費用ページには、お得な情報を掲載しております。
当ルームでのカウンセリングが無料で受けられる場合(回数制限あり)がございます。
継続相談が必要な方には、
1カ月に2回以上の継続面接が必要な方は、相談費用のご負担の軽減としまして、ご希望により、下記の一括の方法をご利用いただけます。
初回面接の時に心理師にご相談ください。
2回目以降の相談費用を5回分一括でのお支払の場合。
50分の相談費用・38,500円(税込):一回分が、7,700円(税込)
50分の相談の場合のみ、費用を安くさせていただきました。
カードでのお支払いも承っております。
テスト希望者:
今までテストは受けたことはないけど、本人自身がそうかもしれないと感じていたり、親、夫(妻)が日ごろの言動などを見ているとその可能性があるかもしれないと思われている場合、まずは、スクリーニング検査で傾向があるかを調べてみませんか。
ASDのスクリーニング検査
AQ日本語版(Autism-Spectrum Quotient)
成人用-16歳以上の自己評価
児童用-6歳~15歳の保護者による他者評価
費用:各2,000円
ADHDのスクリーニング検査
CAARS 日本語版(Conners' Adult ADHD Rating Scales)
対象-18歳以上
自己記入式
観察者評価式
費用:
自己記入式のみの場合・3,000円
自己記入式と観察者評価式の場合・5,000円
Conners3日本語版(コナーズ3)
対象-6歳~18歳
本人用
保護者用
費用:本人用と保護者用の2種・5,000円
必要に応じてその他のテストを行う場合がございます。
費用として、5,000円~50,000円
検査項目や種類によって料金に違いがございます。
お申込に際して:
必ず件名を『注意欠如・多動症の認知行動療法プログラム希望』とお書きください。
また、テストを希望する場合もその旨をお書き添えください。
予約申込方法のページをご確認の上、できましたらメールでお問い合わせ・お申し込みください。
参考文献:
高橋三郎・大野裕監訳『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』
医学書院 2014/6/30
山本英典・大隅典子監修
Newton別冊 精神の病気 発達障害編
最新脳科学と行動心理学で、発達障害のしくみがよくわかる
株式会社ニュートンプレス 2020/12/5