女性の性的興奮の障害
DSM-Ⅳ(302.72)より一部抜粋
A.性的興奮に対する適切な潤滑・膨張反応を起こし、性行為を完了するまでそれを維持することが、持続的に、または反復的に不能。
B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
C.性機能の不全は(他の性機能不全を除く)他の第Ⅰ軸障害ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。
この障害を持っている方は、性的に興奮したいという主観的な感覚をほとんど、または、まったく持っていないことが多い。
そのために、疼痛を伴う性交や、性的場面を回避したりすることで、夫婦関係をはじめ性生活に問題が起こることがある。
男性の勃起障害
DSM-Ⅳ(302.72)より一部抜粋
A.適切に勃起し、性行為を完了するまでそれを維持することが、持続的に、または反復的に不能。
B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
C.その勃起機能不全が(他の性機能不全を除く)他の第Ⅰ軸障害ではうまく説明されないし、物質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。
勃起機能不全には、いくつかの異なった型や、理由があります。
心因性の勃起障害
性生活に対する不安・緊張/マザーコンプレックスから来るパートナーとの距離感/過度のストレスや疲労・緊張/性器に対するコンプレックス/性病に対する不安・恐怖/心臓病・高血圧・糖尿病などに対する不安/十分な勃起が得られない/マスターベーションでは勃起するが女性相手だと勃起しない/前戯では勃起するが、性交直前では萎縮する/挿入できても一定の硬さが維持できないなど。
『性問題の理解のために』のページもご参考にお読みください。
セックスレスの状態や問題について、認知行動モデルという方法で説明をしております。