子供のうつ症状が1割~2割に
国立成育医療研究センターが2021年12月に郵送とインターネットで小学5年生から中学3年生の子供とその保護者計約5,400人を対象に行った調査結果が発表されています。
結果
中等度以上のうつ症状がみられた確率
郵送での調査の場合
小学5年生~小学6年生では9%
中学生では13%
インターネット調査の場合
小学5年生~小学6年生では13%
中学生では22%
※中等度以上のうつ症状とは、お薬が必要になるレベルです。
自分にうつ症状が出ても「誰にも相談せずに自分で様子を見る」と答えた割合
小学5年生~小学6年生では25%
中学生では35%
学年が上がると抱え込む傾向がある。
自分にうつ症状が出てたら「誰かに相談する」と答えた割合
小学5年生~小学6年生では約75%
中学生では65%
保護者への調査
自分の子供にうつ症状が出た場合
病院には受診させずに様子を見ると答えた割合は29%
対応をどうすればいいか
中等度以上かどうかというのは、本人はもちろん親もわからない。
ただ、先ほどの書いているように、中等度以上ということはお薬が必要になるレベルであります。
なので子供が普段と違って、以下のような様子が見られたら一度病院やカウンセリング・ルームなどの相談室に行かれることをお勧めいたします。
症状(状態)の強さによっては、お薬ではなく、認知行動療法などで対応可能な場合も少なくありません。
子供にこのような状態が見られませんか。
・イライラしていて気持ちが不安定
・友達や家族を避けているとか引きこもる傾向がみられる
・食欲がないまたは、食べ過ぎてしまっている
・意欲が感じられない
・眠れていないあるいは起きれない
・疲れやすくなっていたり体調が悪くなってきている
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