推薦者と受講者の声


Christine A.Padesky.Ph.D.
認知行動療法ワークショップを推薦します。


GoogleでもYahoo! JAPANでも、Padeskyと入力すると、誰でも
Christine A.Padesky.Ph.D.のホームページ(Padesky.com)を訪ねることができます。

彼女が Kathleen A.Mooney,Ph.D.と共に主宰する認知療法センターは、1983年に認知療法の父 Aaron T.Beck,M.D.の勧めを受け、南カリフォルニアにおける治療・訓練センターとして創設されました。

Padesky博士は認知療法の分野における長年の多大な貢献に対して、
2007年の認知療法アカデミー Aaron T.Beck賞を受けています。
2002年には Dennis Greenberger,Ph.D. との共著『Mind Over Mood(大野 裕監訳:うつと不安の認知療法練習帳,創元社)』が、英国認知行動療法学会から「最も影響力の大きい出版物」として表彰されています。

Padesky博士は、世界的な認知療法の教授者であり、欧米の35,000名を超える専門家に325回以上のワークショップを行っています。
Padesky Worldwide Workshopsには2009年5月の京都でのワークショップが記載されています。
関連ホームページ
(www.y-sinrisoudan.ne.jp/cognitive-seminar-pa.htm)
まで見ることができます。

Padesky博士とは2000年にイタリア・カターニアでの国際認知療法学会以来のことになります。パーティ会場狭しと舞踏するDr.Beckの傍らで、娘のように付き添っていた彼女の姿を思い起こしながら、5月の京都での再開を楽しみにしております。

連休には晩春の京都を楽しんでいただきながら、Padesky博士のワークショップへ、多くの方々が足を運んでくださることを願っています。

                        鳴門教育大学 井上和臣

受講者の声

『パデスキー博士のワークショップに参加して』

本研修会では、とても具体的にCBTの技法とその使い方を学ぶことができた。印象深かったのはロールプレイで、使用意図、タイミング、効果等洗練された「言葉」そして「沈黙」を目のあたりにすることができた。また、Dr.パデスキーの人間としての「魅力」をとても強く感じえた。私自身、これまでCBT施術者に対し、どこかしら無機質な印象を持っており、CBTへの抵抗感をぬぐいきれずにいた。しかし、それは「技法・方法論の集合体としての」CBTの印象に過ぎず、臨床場面でのCBT施術の印象とは必ずしもイコールではないと今は思う。恩師井上和臣先生が、大学院時代「ちゃんと人の話をきけるようになるまで、CBTはやったらいかん」とお話されていたことが思い出された。

NEW PARADIGMは、「そうせざるを得ない」かのように、その反復的行動から抜け出せずにいる人々の苦しみ、絶望感に、確かな実感をもった光を投げかけることになるものだと感じた。プロセスに組み込まれた個々のCBT技法は、目新しいものはないと思う。しかし、その組合され方自体に、生き生きとクライエントにフィットしうるこのPARADIGMの魅力がある。自分自身でもやってみたが「人生は、自分で選択することができる」という実感を、現実的に、そして確実にもつことができる体系だと感じている。研修初日にDr.パデスキーが話された「希望が育つ」ことの喜びが身にしみる4日間だった。
                         
                         20代女性 臨床心理士


『パデスキー博士のワークショップに参加して』

5月2日・3日と5日・6日の4日間、京都のメルパルクホールに於いて開催されたパデスキー博士のワークショップに参加させて頂きました。私は現在大学病院のメンタルクリニック(精神科)に勤務しており、個人及びグループの認知行動療法(以下CBTと略します)は専ら臨床心理士の先生にお願いしているのですが、診察にもCBT的な視点を取り入れたいと思い勉強中です。

前半の2日間は「生きる希望を育て再燃リスクを減らす」と題し、うつ病に対するCBTについてお話して頂きました。思考記録表や活動記録表の書き方など基本的なところから、5分ルール、行動実験など臨床に役立つメソッドを学びました。特に5分ルールと言う、「続けられそうに無かったら止めていいから、億劫でもまずは5分間だけやってみて」と促す方法は、仕事や家事を溜め込むことにより抑うつ気分をいっそう悪化させているような患者さんに勧めたいと思いました(余談ですが私がこの感想文を書くのにも役立っています)。

後半の2日間は「新しい治療パラダイム」と題し、人格障害(主に境界性・回避性・依存性)に対するCBTについてお話して頂きました。否定的な認知とそれによる破滅的な行為から成る「旧いシステム」を、建設的な「新しいシステム」に誘導していく方法について学びました。こちらは初学者の私には少々難しい内容だったのですが、「人類は絶対越えられない」と考えられていた1マイル4秒の記録を最初の一人が塗り替えた途端、次々にそれを上回る記録が生まれたという陸上競技の話を基にした、「数年前はアメリカでも7割の医療従事者が人格障害は治らないと考えていた。しかし現在では9割以上の医療者が治ると考えている」と言うお話は大変印象に残りました。

残念ながら現在日本で「人格障害は治る病気だ」と確信を持って言える医療者は少数派かもしれません。しかし「治る病気なのだ」と言う信念を持ちなおかつ適切な方法で治療に当たれば、人格障害の寛解率は向上し、治る病気として広く認知される日も遠からず来ることでしょう。

最後に大変貴重なお話を聞かせてくださり、また休憩時間には快くフロアからの質問やサインに応じてくださったパデスキー博士、そして会の運営に当たられた諸先生方に心より感謝の意を表し、これを以ってワークショップの感想文と致したいと思います。

                          30代女性 精神科医



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