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ワークショップ一日目 ワークショップ二日目


ワークショップ二日目 2012年1月15日(日)
カップルと家族に対する拡張認知行動療法

ワークショップ二日目の概要

このセッションでは、カップル・家族がセラピーに持ち込んでくる様々な問題のアセスメントと治療のためのCBTモデルをいかに応用するかについて集中的に説明をいたします。
まず、カップルのかかわりにおける心理的・身体的虐待行動のアセスメントと治療の方法を紹介いたします。パートナーに対する暴力のリスク要因に関する研究結果の要約し、これらのリスク要因を減らすための介入プログラムについて解説いたします。パートナーに対する暴力のリスク要因を増やすことなく介入する方法を紹介いたします。
夫婦の否定的なやり取りと感情の混乱に対処する臨床的ストラテジーと不貞のリスク要因をカップルに理解させ、リスクを減少させるようにする方法を説明いたします。さらに、カップルが将来のことについて自分たちで決断できるようにするテクニックを紹介いたします。
最後に、子供のいるカップルを対象にした親子対立や子どもの問題行動などへのCBTによる対応の説明をいたします。

カップル・家族をアセスメント及び治療するためのCBTアプローチは西洋文化内で開発されたため、CBTをクライエントの文化にあわせる必要がある。
日本人のカップル・家族を対象にした場合、日本人の価値観や伝統に適切に合うようにCBTをどのように修正するかを考えることが重要になります。日本と西洋の結婚感の違いについて解説し、それが及ぼす以下の4項目についてご説明をいたします。
【1】セラピストとクライエントの役割
【2】関係をアセスメントする方法
【3】目標設定
【4】介入法の選択への影響

なお、2日目の午後のセッションの中で、中村 伸一先生(日本家族研究・家族療法学会会長)と日本人のカップル・家族に対するCBTについての討論を行います。

ワークショップ二日目 目標

カップルの関係において心理的・身体的虐待行動をアセスメント及び治療のためのCBTを理解する。

不貞の関係に対するアセスメント及び、治療としてのCBTを理解する。

親子の対立や子どもの行動問題など、夫婦が親として経験する問題のアセスメント及び、治療としてのCBTを理解する。


ワークショップのスケジュール

2日目

午 前 心理的・身体的虐待行動のアセスメントと介入
・心理的・身体的虐待のかたち
・パートナー(と子ども)への虐待行動の影響
・虐待のリスク要因
・ジョイントカップル治療に関する臨床的・倫理的決断
・個人に集中した治療の限界
・アセスメント方法(面接、質問紙)

虐待行動におけるカップル療法の構造的認知行動プログラム
・虐待行動のかたちとリスク要因についての心理教育
・攻撃行動に寄与する認知の修正
・アンガーマネージメントトレーニング
・コミュニケーションスキルトレーニング
・問題解決トレーニング
・関係におけるアタッチメントや失われた信頼の回復
・カップルの関係の強みの強化
・再発予防

午 後 不貞(不倫・浮気)のアセスメントと介入
・不倫のリスク要因
・不倫告白のパートナーと二人への影響
・危機介入:被害対策
・不倫したパートナーと裏切られたパートナーへの介入
・不倫のリスク要因をパートナーに理解させ、それについてどうするかを決定させる(リスク要因を減少させる介入)
・書来の関係について決定:建設的な別居又は関係の再構築に向かって行動することのサポート

親としての問題へのアセスメントと介入:親子の対立と児童・思春期の子どもの問題行動
・児童や思春期の子どもの感情・行動反応に影響を与える個人、家族、環境要因
・児童や思春期の子どもの機能と養育スタイルに影響を与える要因について。さらに子どもの発達による変化に親がどのように適応できるかということを親に教育をする。
・親子関係と子どもの行動について親が体系的な見方が出来るようにする介入方法
・しつけを行うチームとして親に協力してもらえるようにする介入方法
・親子間の対立を減らし、成績に関するプレッシャー油土、外部からのストレッサーのコーピン具を増やすためのCB家族療法介入

西洋で開発されたカップル・家族療法モデルを日本人家族に応用する
中村伸一先生とのセッション:以下の内容を含めた討論を行う
日本人が考慮すべき結婚感と家族構成
・家の内外での夫と妻の役割
・配偶者間での日々の会話の量、愛情の明白な表現の程度、共有する社会生活の程度
・結婚当初の子万すが結婚の安定性に影響を与える程度
・夫が単身赴任をし、週末に家族のもとに通う場合
・夫が家族との生活に以前よりも献身的になり、仕事時間を制限しはじめた近年の動き
・結婚関係よりも親子関係に重きがおかれる。
・母親と子どものひじ用に近い関係は、若い日本人の引きこもりや家庭内暴力の増加などの社会的問題のリスク要因として見られるようになった
・子どもの学校の成績が重要視される
・西洋の国々よりも若い子どもに対するしつけが少ない:集団主義の価値観に基づいた養育(例:思いやりのあること、協力的であること、人の気持ちがわかること)
・思春期は勉強か友達とゲームをして遊ぶことに費やされている-家族と過ごす時間が少ない
・大学を卒業した子どもに援助することもよくあり、独立を勧めることも少ない。見返りに、親は老齢になったとき(できれば)長男に面倒を見てもらいたいと思っている場合がよくある。
・義理の母親と同居することを拒否する女性が増えていること、女性の親のところに引っ越す夫婦が増えていること、都会では三世代同居家族は少なくなってきている。
・国際基準から見ても低い離婚率
・出生率と家族のサイズの顕著な減少、晩婚化
・家族間での間接的なコミュニケーションスタイルや直接的な対立の回避

コメント 予定プログラムは、変更になる場合がございます。ご了承ください



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